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セキュリティ対策

リモートワーク / Work From Homeでも徹底したセキュリティ対策を


2020.07.20

1. はじめに

コロナ影響下の中、多くの企業がリモートワークの実施により、

会社の在り方やオフィスについての見直しと言った様な仕事環境

への新たな変化が起こりつつあります。

 

リモートワークにより、企業の経営者を初めとした多くの人々は、

仕事ができる環境さえ整っていれば、どこでも仕事が可能と言う認

識を得た今、本来は人が集まる場所であるオフィスが、オフィスと

しての形を持たなくなりつつあります。

 

Web会議やインサイドセールスと言ったモバイルデバイスを多用した

仕事の方法も手段の一つとしてあたりまえと化し、先方やお得意先へ

と訪問せずとも事が成り立つスタイルへと変化しており、

そんな中、動きの早い企業は、現在レンタルしているオフィスを解約し、

浮いたオフィスのレンタル料を社員のリモートワーク、在宅勤務の費用

として充てているという企業もニュース等でとり上げられている程で、

これからの働き方やオフィスの在り方が大きく見直されている状況になって

います。

 

しかし、こうした中、現代の仕事においての三種の神器とも言われている

「スマホ(タブレット)」「PC」「Wi-Fi環境」の利用についての管理やセキ

ュリティ問題、社外でのネットへのアクセスと言った不安を抱える要素が多く

みられる様になってきました。

2. モバイルデバイスの管理

企業としては、誰がどの端末を、どの電話番号やメールアドレス(アカウント)

で利用しているのかを管理する必要があり、有事の際には早急に対処しなけれ

ばなりません。

 

しかしリモートワークや在宅勤務では、社内にて規定された利用方法を端末管理

者の目の届かないところでどの様に使用されているのかと言う目に見えない恐怖

があり、マルウェアの危険性がある不法アプリのダウンロードやサイトの閲覧、

端末の紛失や盗難への対処と言う最悪のケースも想定しなくてはなりません。

 

中でも、悪意のあるマルウェアの侵入や、端末の紛失や盗難によって機密情報が

漏洩すると言う事が企業にとって一番最悪なケースとなるでしょう。

 

社内情報だけならまだしも、顧客情報と言った個を特定できるような情報は、

現代社会の中で頻繁に売買のやり取りがされている状態であり、そう言った情報

の漏洩はごめんなさいでは済まされないのがほとんどです。

 

個人の情報(電話番号や生年月日、各種アカウントやクレジットカード等と言っ

た情報)が漏洩したと言う想像をするだけでも心配の種となります。

 

これが企業の機密や取引のあるお客様の情報が漏洩した日には目も当てられない

状態になるのは間違いないです。

 

こういった貴重な情報を守る為に現代の3種の神器へも対策が必要となってきます。

 

企業で利用されているモバイルデバイスは情報の塊と言っても過言ではありません。

この情報の塊の管理ができていないとなると、企業の信用にも関わってきます。

3. セキュリティの強化

通常のモバイルデバイスは、風邪が蔓延している室内を裸で過ごしているのと同じ

状態です。

せめてマスクくらいはしたいもので、風邪に致死性があれば防護服は欲しいですね。

 

そう言った環境の中にさらされているモバイルデバイスを守るためにはセキュリティ

の対策が必要です。

 

独自のイントラネットを確立して防護服の様にガチガチに固めるのも手段なのですが、

それだと利便性のあるモバイルデバイスの利便性が失われてしまいます。

マスクくらいのセキュリティでもウィルスやマルウェアを未然に防ぐことも可能で、

これくらいだとモバイルデバイスの利便性も失われることはありません。

 

と、こう言った常に周囲から脅威に晒されているモバイルデバイスを、管理の目が行き

届かないリモートワークや在宅勤務の中で利用させるのには、かなりの勇気や決断が必

要となります。

 

それらを可能にするのがMDM(Mobile Device Management)です。

MDMはビジネスで使用するスマートフォンなどのモバイルデバイスの、システム設定

などを統合的・効率的に管理する手法であり、また、それを実現するソフトウェアや情

報システムなどの事を言います。

4. モバイルセキュリティでリモートワークに求められる対応

モバイルデバイスをリモートワークでの活用において重要になるのが以下の3つとなります。

 

紛失・盗難時の情報漏洩対策

不正利用の防止

デバイス情報の収集とポリシーの一斉適用などによる管理の効率化

 

これらをリモートワーク中に手軽にモバイルデバイスの利便性を損なうことなく利用できるのが
MDMとなります。

5. MDMでできること

MDMでは

 

① デバイスの管理

② デバイスの監視

③ デバイスの沿革操作

 

と言うビジネスにおいてのスマートモバイル利用の不安点を全て補う事が可能です。

 

これは、社からの支給デバイスへも、個人の持ち込み端末(BYOD)へもフレキシブル

に利用する事が可能で、リモートワーク、在宅勤務においてもセキュリティを確保しな

がら端末の管理が可能になります。

 

多くのMDMはクラウドによるサービスを利用しており、アカウントとパスワード

を利用する事でポータル上から各デバイスへの利用に関するポリシー設定や管理をリモ

ートで行う事ができ、マルウェア等の感染へのAIによるレポートや感染デバイスの利用

ブロック、セキュリティ適用状況についての確認が行えます。

 

また、特定のアプリの利用に対するブロックや許可、Webサイト閲覧のブロックや許可

と言った様にデバイスへと制限をかける事も可能であり、制限の延長線として、紛失や

盗難にあったデバイス内のデータをリモートで削除したり、カメラの仕様許可、Wi-Fi

接続の許可やブロックと言ったようにデバイスへと企業にて設定されているポリシーの

通りにデバイスを設定、管理する事が可能となり、セキュアなデバイス領域内では共有

のドキュメントの作成やシェア、閲覧と言ったことも可能になります。

 

これらの操作はリモートで管理、対応する事が可能であり、リモートワークや在宅勤務中

と言った離れた場所や利用する環境がバラバラなモバイルデバイスの安全を確保し、安心

して利用する事が可能となります。

 

こうしてセキュリティを確保された各個人の手元にあるデバイスは、オフィスと同じセキ

ュリティ環境を兼ね備えている事となり、どこでもオフィスの実現が可能となります。

6. まとめ

と言う訳で、モバイルセキュリティ(MDM)は色々な制限があるリモートワークの環境作

りにはなくてはならないツールとなっており、企業、社員共に安心してモバイルデバイスを

利用する事が可能となります。

 

Wizberry(MDM)はAndroid・IOS・Windows・Mac OSと言ったOSを問わずにモバイル

デバイスの管理を一元管理する事ができますので、一度お試しください。

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